GENETRADE(ジェネトレード)は2018年に創業した海外FX会社です。
最大レバレッジは1,000倍、ボーナスもあるなど、サービスが充実。さらに、最低1pipsの低スプレッド、高性能なMT4を導入など、取引環境が優れていることも魅力です。
しかし、ハイレバレッジな取引は、自分の予測通りに相場が動かなかった場合に大きな損失が出ることも頭に入れておかなければいけません。
こちらでは、GENETRADE(ジェネトレード)のロスカットに関するルールや注意点などをわかりやすく解説します!
GENETRADEのロスカットルール
- GENETRADEのマージンコール:基本的にはなし
- GENETRADEのロスカット:証拠金維持率20%
- 相場の急変動で一気に証拠金維持率が下がった場合は、マージンコール・ロスカットなしでゼロカットされる
証拠金維持率とは
ポジションを維持するために必要な証拠金に対する残高の割合のこと。
(有効証拠金÷必要証拠金)x100で算出します。
GENETRADE(ジェネトレード)は、証拠金維持率が20%を下回るとロスカット(強制決済)となるため、ポジションを決済するか追加入金をする必要があります。
ロスカットの流れ
GENETRADE(ジェネトレード)のロスカットは、以下の順番で行われます。
- マージンコールな基本的にない
- 証拠金維持率が20%でロスカット(強制決済)が執行される
- 相場の急変動でロスカットが間に合わなかった場合はゼロカットが執行される
マージンコールは基本的にないが場合により発動する
マージンコールとは
相場の変動で評価損が拡大し、証拠金維持率が低下してロスカットが近づいていることを知らせてくれるアラート機能のようなもの。
マージンコールは基本的にありません。しかし、GENETRADE(ジェネトレード)単独の判断でマージンコールが発動することもあります。
過去には、証拠金維持率50%を下回ったときに、マージンコールが発動した例があります。
証拠金維持率が20%でロスカット(強制決済)が執行される
ロスカットとは
証拠金維持率がFX業者の定める水準(GENETRADEは20%)を下回った場合に、強制決済されること。
GENETRADE(ジェネトレード)では、損失が増えて証拠金維持率が減少し、20%を下回るとロスカットが執行されます。
ロスカットが間に合わなかったらゼロカットが執行される
ゼロカットシステムとは
ロスカットが間に合わなかったとしても、口座残高のマイナス分をFX会社が補填してくれる制度。
追証(おいしょう)とは
追加証拠金の略。価格急落などでロスカットが間に合わずに、口座の残高がマイナスになったときに、追加で入金を請求されること。
通常GENETRADE(ジェネトレード)では、証拠金維持率20%を下回るとロスカットが執行されますが、相場の急変動でロスカットが間に合わないこともあります。
その場合、口座残高がマイナスになってしまうことが考えられますが、GENETRADE(ジェネトレード)は「ゼロカットシステム採用・追証なし」です。
相場の急変動でロスカットが間に合わなかった場合は、ゼロカットが執行されます。
マイナス分に関してはGENETRADE(ジェネトレード)が補填。顧客がマイナス分の追証を求められることはありません。
GENETRADEは強制ロスカットにどれくらい耐えられる?
GENETRADE(ジェネトレード)の取引で損失が出た場合、どれぐらいまでロスカットに耐えれるのかを計算してみましょう。
強制ロスカットに耐えられる金額を算出するためには、下記3つの計算式を使います。
- ロット数に対する必要証拠金の計算
- ロスカット水準の有効証拠金
- ロスカット水準まで耐えられる含み損
ロット数に対する必要証拠金の計算
ロット数に対する必要証拠金は、以下の計算式で算出できます。
(銘柄の価格 x ロット数量) ÷ レバレッジ = 必要証拠金
【例】ドル円(USD/JPY)が140円で1ロット(10万通貨)を保有、レバレッジ100倍で計算すると、
(140円×100,000通貨) ÷ 1,000レバレッジ = 14,000円
この場合の必要証拠金は14,000円になります。
ロスカット水準の有効証拠金
ロスカット水準の有効証拠金は、以下の計算式で算出します。
必要証拠金 x ロスカット水準 = ロスカット水準の必要証拠金
【例】GENETRADE(ジェネトレード)のロスカット水準20%、必要証拠金が2万円だった場合
必要証拠金20,000円 × ロスカット水準20% = 4,000円
この場合、口座残高が4,000円を下回るとロスカットされます。
ロスカット水準までの含み損
最後は、ロスカット水準までの含み損を計算しましょう。
計算式は、下記のとおりです。
必要証拠金 – ロスカット水準の有効証拠金 = ロスカット水準までの含み損
- ロット数に対する必要証拠金の計算
- ロスカット水準の有効証拠金
- ロスカット水準まで耐えられる含み損
3つの計算式を使った計算例を紹介します!
【例】ドル円(USD/JPY)が140円の時に、10万通貨、レバレッジ1000倍で取引した場合
・必要証拠金は、(140円 x 10万通貨) ÷ 1,000 = 14,000円
・ロスカット水準の有効証拠金は、14,000 × 20% = 2,800円
・ロスカット水準までの含み損は、14,000円 – 2,800円 = 11,200円
したがって、11,200円の含み損を抱えた時点で強制ロスカットされます。
ロスカット水準までの含み損をpipsで計算
- 1,000通貨(0.01ロット) → 10円
- 1万通貨(0.1ロット) → 100円
- 10万通貨(1ロット) → 1,000円
ロスカット水準までの含み損が11,200円として上記の例に当てはめると、
- 10万通貨を保有した場合 → 11,200円 ÷ 1,000 = 11.2pips
- 1万通貨を保有した場合 → 11,200円 ÷ 100 = 112pips
- 1,000通貨を保有した場合 → 11,200円 ÷ 10 = 1,120pips
このようになります。
GENETRADEでロスカットを避けるための方法
GENETRADE(ジェネトレード)でロスカットを避けるための方法は3つあります。
- 追加入金をする
- ポジションを決済して証拠金維持率を上げる
- ロットを大きくしない
追加入金は最終手段です。ポジションを減らしたり損切りしたりして、証拠金維持率を上げる方法がおすすめ。さらに、ロットを大きくしないことも重要です。
ロットを大きくしすぎないために、最低でも下記の証拠金維持率をキープするようにしましょう。
- スキャルピング(短期売買) → 300%以上
- デイトレード → 500%以上
- スイング・長期トレード → 800%以上
このように、トレードスタイルに応じて、証拠金維持率を考えることも大切です。
なお、「両建てをする」こともロスカットを避けるための方法だといわれています。
しかし、両建ては一時的な損失拡大はできても、その後の立ち回りは上級者でも難しいので、おすすめはしません。
GENETRADEのロスカットについて・まとめ
さいごに、GENETRADE(ジェネトレード)のロスカットについて、要点を3つにまとめました。
- GENETRADE(ジェネトレード)は証拠金維持率20%を下回るとロスカットが執行される
- 急激な相場変動でロスカットが間に合わなかった場合はゼロカットされ、追証はない
- ロスカットを避けるためには、「追加入金する」「ポジション決済や損切りをする」「ロットを大きくしない」という方法がある